テレワーク時代の社内コミュニケーション活性化術|予算0円から始められる実践方法3選

テレワーク時代の社内コミュニケーション活性化術|予算0円から始められる実践方法3選
社内コミュニケーション

テレワーク導入以降、多くの中小企業では社員同士のつながりが希薄になり、部門間や世代間の交流が減って帰属意識や協力体制に不安を抱えるケースが増えています。

そのような状況に対応して離職防止や組織活性化を図るには、テレワーク下においても有効に機能するコミュニケーション施策を取り入れることがますます重要です。

そこでこの記事では、テレワークでも実践しやすい社内コミュニケーションの実践方法を解説していきます。

【予算別】テレワークでの社内コミュニケーション施策

テレワークの社内コミュニケーション施策は、必ずしも高額な投資が必要なわけではありません。限られた予算でも効果を感じられる方法は多数あります。

ここでは、中小企業でも実施しやすい「予算別の実践例」をご紹介します。

①予算0円|感謝し合う文化をつくる

まず、追加コストなしに始められる施策として、社員間の感謝や称賛を見える化する取り組みは有効です。

たとえば、「ありがとうチャンネル」を社内チャットに設けたり、日報や週報に「感謝したい人」を書く欄を加えることで、気軽なコミュニケーションのきっかけが生まれます。

こうした施策は即日開始でき、社員の温かい交流が自然に芽生える土壌となるので、まずはコストを気にせず、日々の業務のなかで「ありがとう」を共有する習慣を浸透させてみましょう。

②予算月3万円以内:ライトなツール導入で接点を増やす

次に、月額3万円以内の予算で導入可能な施策として、有料プランのチャットツールの活用が効果的です。

たとえば、SlackやChatworkの有料プランによる複数人のビデオ通話で開催する「オンライン懇親会」は、お菓子やドリンクなどの飲食をしながら雑談できる場として、業務内容だけでなくプライベートな会話が促進されます。またほかにも、1on1支援ツールの導入により、上司と部下の定期的な対話機会を制度化し、業務外での個人的な会話を増やすことも有効です。

こうしたコミュニケーションツールの導入は少ない負担で始められ、社員同士の距離感を縮めながら日常的にコミュニケーションを定着させることに役立ちます。

③予算月3万円以上:組織全体のコミュニケーション基盤を構築する

月3万円以上の予算帯では、情報共有ツールや社内報ツールの本格導入により、部署横断での情報共有体制を構築することも有効です。単なるコミュニケーションツールではなく、ドキュメント管理や社内報、サンクスポイントなどの機能を一元化し、組織全体のコミュニケーション基盤を構築することに役立ちます。

ほかにも、エンゲージメント測定システムの導入も重要な投資項目です。社員の心理状態やエンゲージメントレベルを定量的に把握し、データに基づく改善施策を実施できます。たとえばGeppoは26~50名で39,800円で利用が可能で、個人の課題と組織課題を見える化するに役立っています。これにより、感覚的な判断ではなく客観的なデータに基づいて、より効果的なコミュニケーション改善策を立案できるようになります。

 

日常業務に組み込める社内コミュニケーション施策3選

では、先ほどの予算別施策を踏まえ、ここでは具体的な施策について詳しく解説していきます。

施策①雑談チャット

まず1つ目は、「雑談チャット」です。雑談チャットは、気軽さと継続しやすさに優れたコミュニケーション手段です。

たとえば社内チャットに「今日のおやつ」や「週末のおすすめ」など、業務とは直接関係ないテーマのチャンネルを設けることは有効です。業務中のちょっとした合間に人柄や性格が感じられる投稿を見ると、社員間の親近感が自然に高まるでしょう。

こうした雑談チャットが定着すれば、職場の空気感を取り戻す場として機能し、組織の雰囲気をゆるやかに改善していくことが期待できます。

施策②1on1ミーティング

2つ目は「1on1ミーティング」です。上司と部下の1on1ミーティングも、相互の考え方を理解したりどのようにお互いを評価しているのか把握するうえで効果的な施策です。

たとえば、30分構成で、アイスブレイク(5分)、本題討議(20分)、まとめ・次回確認(5分)というフレームワークを基本とし、傾聴中心、アドバイス最小限を心がけます。アイスブレイクから始めると、部下はそのあとの本題でも本音を話しやすくなり、上司は部下の状況や課題を深く理解することができるようになります。

オンライン環境でも効果は変わらないため、月に1回だけでも導入すれば、職場の風通しが改善されることは十分に期待できます。

施策③朝礼・終礼

さらに、朝礼や終礼をオンラインで継続活用することも、情報の透明性と一体感の喚起に寄与します。

たとえば朝礼では「昨日良かったこと」や「今日の目標」を共有し、終礼では「今日の振り返り」を一言で伝える形式を取り入れることで、社員に一体感が生まれます。さらに、ローテーション司会制、今日の一言コーナー、週間MVPの発表など、参加者が能動的に関われる要素も盛り込むと、全員が積極的に参加できる仕組みとしてより効果が期待できるでしょう。

このように、朝礼・終礼を単なる情報共有の場ではなく、組織運営の重要な情報収集と改善の機会として活用すること社員同士の理解が深まり、コミュニケーションが自然に回り始めます。

 

3ステップで始める!テレワーク社内コミュニケーション改善法

続いて、これまでご紹介した社内コミュニケーション活性化施策を実践する具体的な手順について解説していきます。

ステップ①社内アンケートで現状を把握する

まず最初のステップとして、簡易的な社内アンケートを実施し、現在のコミュニケーション状況や課題意識を把握することです。

たとえば、具体的な質問として「1日あたりの同僚との非業務的会話時間は何分程度ですか?」「他部署の同僚に気軽に相談できると感じますか?」「現在のコミュニケーションツールに満足していますか?」「テレワーク環境で最も困っていることは何ですか?」といった項目を設定します。

現状を定量的にかつ定性的に見える化できれば、導入すべき施策の趣旨やその優先順位が明確になり、関係者とスムーズに合意が得られながら解決策の企画につなげられるでしょう。

ステップ②小さく始める

次に、日常に組み込みやすい小さな取り組みからスタートしてみましょう。大規模な変革よりも、社員が自然に参加できる内容を継続するほうが定着しやすく、抵抗感も小さくなります。

例えば、まずは毎日15分の朝礼・終礼オンライン化、雑談専用チャット開設、月1回30分の1on1導入は有効です。これらの施策は比較的導入コストが低く、効果測定もしやすいので、失敗リスクを抑えながら改善効果を実感できる特徴があります。

このように小さく取り組み随時改善していくことで、実用的な施策として効果が現れるようになるでしょう。

ステップ③運用ルールを定めて仕組み化

最後に、施策を継続的に機能させるには運用ルールを明確化しましょう。

例えば、朝礼には「5分以内・全員参加」、雑談チャットには「業務時間内に週1回以上投稿推奨」など、シンプルなガイドラインを設定することで、参加行動の基盤が整います。こうした仕組みづくりがあれば、コミュニケーションの質と量の両方を安定して獲得できるようになります。

さらに、運用ルールは、組織の成長や環境変化に応じて進化させる必要があります。テレワーク環境の技術進歩、従業員の慣熟度向上、組織規模の変化にあわせて企画内容を変えていきましょう。

このように運用ルールに柔軟性と継続性を両立させることも、継続的に運用していく上で重要になります。

 

よくある質問|テレワーク時代の社内コミュニケーション改善について

ここまで、テレワーク環境での社内コミュニケーションの活性化につながる具体的で施策や実践方法について解説してきました。しかし、予算設定への不安、参加形式の決定基準、効果測定の具体的手法など、理論を理解していても現場特有の課題に直面するケースは少なくありません。

ここでは、テレワーク環境での社内コミュニケーション改善に関する導入・運営において寄せられる質問について、実践的な視点から解説していきます。

Q1.社員がなかなか施策に参加してくれません。どうすればいいですか?

まずは「誰でも・いつでも・どんな内容でもOK」というゆるいルールで始めるのがおすすめです。短時間でのチャットや、気軽に使える「#thanks(感謝共有)」チャンネルを作ると心理的なハードルが下がります。そのうえで、最初は管理職やリーダーが積極的に投稿し、参加のきっかけを作りましょう。

Q2. 経営層をどうやって説得すればいいですか?

離職率の低下や業務効率の改善など、他社の事例や試験運用で得られた成果を経営層に提示しましょう。経営層は感覚的な効果よりも、数値や具体的なメリットを重視する傾向があります。そのため、コストと期待される効果をセットで提示することも重要です。

Q3. 効果はどのくらいで出ますか?

施策の種類にもよりますが、小規模な雑談や朝礼の改善なら2週間程度で変化が感じられることもあります。その際、参加率や投稿数などの短期的な変化を記録して、成果を社内で共有すると、継続のモチベーションにつながるでしょう。

 

まとめ|小さな一歩から始める、テレワーク時代の社内コミュニケーション改善

テレワーク時代における社内コミュニケーションの活性化は、中小企業の持続的成長にとって避けて通れない重要課題です。本記事では、予算0円から始められる感謝文化の醸成、月1万円以内でのライトなツール導入、さらに本格的な組織基盤構築まで、段階的なアプローチを通じて実践可能な改善策をご紹介しました。

重要なのは完璧を求めるのではなく、まずは雑談チャットや1on1ミーティング、朝礼・終礼の活用など、日常業務に自然に溶け込む施策から始めることです。3ステップの改善手順(現状把握→小さく始める→仕組み化)を参考にぜひ取り組んでみてください。

本記事がテレワーク時代に強い組織文化を育てる企業に少しでもお役に立てられると幸いです。

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